マイクロサージャリー
マイクロサージャリー
当院では、マイクロサージャリーを行っております。マイクロサージャリーとは、文字通り「マイクロ(微小)+サージャリー(外科)」、すなわち微小外科を意味し手術用双眼顕微鏡を用いる技術のことをいいます。 通常の手術は肉眼で行います。しかし、私たちの体の中には肉眼では見えにくい血管や神経などの臓器が多く存在します。 手術の際に手術用双眼顕微鏡を用いると立体的に見ることができ、10倍から20倍の拡大下で、1-2mm程度の細い血管や神経を、髪の毛よりはるかに細い針糸を用いて縫合することができます。
中村院長は、大学および米国テキサス大学ガルベルストン校にて「手の外科の研究」や「マイクロサージャリーの研修」に勤しんでまいりました。 手の外科の治療を行う上で欠かせない治療手技が、微小外科なのです。当院ではこの手術用双眼顕微鏡を使ったマイクロサージャリーで、脊椎・脊髄の疾患の治療を行っています。
この脊椎・脊髄の疾患は、「腰部脊柱管狭窄症」や「腰椎椎間板ヘルニア」などの腰の疾患、「頸椎症性脊髄症」や「頸椎椎間板ヘルニア」などの頚(けい)の疾患です。これらの手術は一般的に肉眼で行われる場合がほとんどですが、手術用双眼顕微鏡で視野を拡大し、より安全で確実な治療を目指しています。 マイクロサージャリーでは、手術時の神経損傷や出血などの危険性が少なく、合併症を起こす確率も極めて低くなります。また、小侵襲(しょうしんしゅう)の手術なので、回復も早く早期の社会復帰が可能です。